『今年の新語2019』応募総数は延べ2,017通
辞書のトップメーカーである株式会社三省堂(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北口克彦)は、2019年12月3日に「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2019』」選考発表会を実施し、2019年を代表・象徴する新語ベスト10を発表した。
新語の選定では、一般公募を行い応募総数は延べ2,017通(異なり837語)となった。これらを専門家である選考委員が一語一語厳正に審査し、「今年の新語2019」ベスト10を選定。毎年「新しい言葉」は追加されていく。その年の話題のことばに「サブスク」がランクインされた。
今年の新語2019にサブスクランクイン!
■大賞「—ペイ」
「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」「Google Pay」などが乱立する中、「—ペイ」は、造語成分(語を構成する要素)と呼ばれ、消費者の決済行動に大きな変化を及ぼすという意味で2019年を代表するにふさわしいことばとなった。
2位「にわか」
「にわか」は、もともと、「にわかに雨が降ってきた」のような副詞用法や、「にわか勉強」のような造語成分の用法があった。
最近は「にわか」だけで「にわかファン」の意味を表すようになり、従来のけなして使う用法から、初心者を歓迎する意味合いに変化しつつある。
3位「あおり運転」
3位「あおり運転」あまり使いたくない言葉ではあるが、「運転」に関する意識を改めなければならない言葉である。
4位「反社」
反社会的勢力の略語として、ネット用語ならびに口語でも広く使われた。6位の「電凸」、そして7位の「カスハラ」と、今年は攻撃的な行為や、社会の負の側面が現れたことばが並ぶ結果となった。
5位「サブスク」
「サブスク」は、居酒屋のサブスクや高級バッグのサブスクなど多方面に浸透して身近なことばになった。晴れて今年を代表する言葉として、堂々5位にランクインした。
【5位】
サブスク〈名〉[subscription]会員となってある期間分の定額料金を支払えば、その期間内は提供されている製品やサービスをいくら使っても、追加課金がないというシステム。定額制。「―にない楽曲」[音楽配信や動画配信などのサービスをはじめとして、さまざまな分野に広がりつつある。subscriptionのもとの意味は「会費」
『三省堂現代新国語辞典』小野正弘先生執筆
■大賞 -ペイ
2位 にわか
3位 あおり運転
4位 反社
5位 サブスク
6位 電凸
7位 カスハラ
8位 垂直避難
9位 置き配
10位 ASMR
選外 タピる
選外 ワンチーム
特別賞 令和
その他トップ10は公式ページhttps://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2019/をご覧ください